原オサム会長 弔辞

本日は、故 小林詔司先生の為にお集まり頂き誠にありがとうございます。

私は、故人が名誉会長をしていた積聚会の原オサムと申します。

こんなにも沢山の皆様にお集まりいただき、改めて多くの人に慕われた小林先生の人柄がしのばれます。

さて、小林先生は8月3日の早朝にご自宅で逝去されました。

満80歳でした。

亡くなる直前にご家族からの連絡があり、本当に久しぶりに治療をさせていただきました。

その後、顔色がよくなったとの連絡を受け、少し安心していたのですが、これでお別れになるとは信じられない気がして、私の力不足で申し訳なく思っています。

あまりに急なことで、まさかと未だに現実ではなく、信じられない思いで混乱しております。

6月ころまではお元気で、いつもと変わらずに多くの患者さんを精力的に治療していた様子でしたが、今年の異常な夏の暑さのせいでしょうか、7月に入り体調を崩されたようでした。

仕事も休んで養生されていたのですが、思うようには回復されず、残念な結果となってしまいました。

先生と私は自宅が近いということもあり、子供の頃から先生の存在は知っていたのですが、その頃は特に直接お目に掛かることはあまりありませんでした。

私が会社を辞め、先生も設立に関係された鍼灸専門学校に入学してから、先生との関係が近くなりました。

在学中は、小林先生の東洋医学に対する真摯で厳しい授業の指導を受けながら、いつも憧れの対象でありました。しかし恥ずかしいことに小林先生のテストではいつも赤点ばかりで期待外れの不出来な教え子でした。

小林先生、すみませんでした。

それでも最後まで見捨てずに頂き、おかげさまで先生との多くの思い出も作ることができました。

今更ながら、もっともっと先生のそばにいて教えを受けていたかった。

そして先生の好きだった焼酎のお湯割りを酌み交わしたかった。

先生、とってもさみしいです……

このあと、ゆかりのある皆様との思い出話やエピソードなどを頂きながら、どうかお時間の許す限り故人を偲んでいただきますようお願い申し上げて、私の挨拶とさせて頂きます。

ありがとうございました。